皆様こんにちは、美容師のdaiです
”化粧品は浸透力”といつも言っていますが、美容成分が角質層を通過して真皮まで届いて初めて美容成分のポテンシャルが発揮されます
そして、それを”浸透”と言います
美容成分(どんな?)×浸透(どうやって?)というのが今注目されています
まず美容成分ですが、私が注目している成分が、セラミド、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲン、ヒト幹細胞培養液、フラーレン、ナイアシンアミド、NMN、プラセンタ、ビタミンC、スクワラン、レチノール、ニールワンなどがあります
今回はNMNについて掘り下げます
タイトルにもある通り、エイジングケアにはこれでしょう
◆シワにはNMNを確実に浸透させる事が重要!エイジングケアには必須です
▶NMNとは
正式にはニコチンアミドモノヌクレオチドと言い、体内でナイアシン(ビタミンB3)から作られます
NMNは、長寿の遺伝子である(サーチュイン遺伝子)を活性化させるNAD₊(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)の合成を促進します、このNAD₊が加齢によって減少していくので、NMNを摂取する事でNAD₊を増やし若返りを計ろうというわけです
【※NAD₊・・脳、神経細胞の修復に関与し様々な代謝を改善する効果が期待できる身体の重要な補酵素】
NMNは、以下の症状の予防や改善が見込まれています
・眼機能低下
・免疫機能低下
・糖尿病
・不眠症
・難聴
・認知機能低下
など
”若返りのビタミン”と言われるのがよくわかります
NMNは、ブロッコリー、アボガド、トマトなどの緑黄色野菜に微量に含まれていますが、必要量摂取しようとなれば、とんでもない量を食べないといけないので、サプリメントで補うのがベストです
ちなみに、世間で注目されている成分の多くは内側(点滴や食品として)から補った方が効果は高いです
今回は化粧品の話という事と、内服等をあえて避けている方もいらっしゃるので、サプリメント等の話は省きます、当然化粧品としてのポテンシャルは高い事は間違いないので、NMNはおすすめです
そんなNMNですが、エイジングケア(美容)の観点でも物凄いポテンシャルを持っています
- 紫外線ダメージによるDNA損傷の修復
- 抗酸化
- メラニン生成の抑制
- 肌荒れの抑制
- エネルギー生成の促進
まさに、シワとシミの原因にピンポイントでアプローチします
▶どうやって浸透させるか?
要は肌の奥(角質層を通過して真皮まで)の入れ方です
肌は一番表面の角質層は分子量3000以下で脂溶性の成分を通します、そしてその下は水溶性成分を通します
真皮は分子量500以下で水溶性成分を通します
NMNは、ナイアシンアミド(ビタミンB3)と似ていて水溶性で分子量500以下の成分です
・ナイアシンアミド・・分子量122
※ナイアシンアミドはシミ、シワ改善成分が厚生労働省に医薬部外品として認可されています
※ナイアシンアミドよりNAD₊増加に効果的なのがNMNです
NMNは、分子量からみても角質層を通過しますが、水溶性の為、脂溶性成分が混ざっているクリームか乳液がほとんどです
、そうなってくると角質層から下の層は届きにくく不安定な為、届いてほしい層に十分な量が浸透しません
そこで、効果的な量を確実に届ける為に開発された浸透のさせ方を2つご紹介します
- リポソーム・・肌に触れた時点で劣化してしまいやすい成分を劣化しないようにナノカプセルに入れて肌の奥に届ける技術、ナノカプセルに入れる事で浸透度が上がります、PDS(パーティクルデリバリーシステム)という言い方をされている化粧品、医薬部外品もあります
- パッチ型(貼るシート型)・・シート自体が肌に溶けていくタイプや、マイクロニードル(針に美容液が含まされている)タイプ
”シワ改善のNMN×浸透技術”で外側からの最高のエイジングケアが成立します
◆まとめ
いかがでしたでしょうか?
エイジングでできたシワは、真皮層で起こっています、保湿成分や有効成分が入った化粧品をしようしても、真皮まで届かないと意味がありません
今回は”NMN”を少し掘り下げましたが、非常に優秀な成分だと思います、せっかくNMNを使用するなら是非どのように浸透させているかも重要です
シワにはNMNを確実に浸透と覚えておいて下さい。
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