こんにちは、美容師のdaiです
今回は『敏感肌と白髪染め』について
ヘアカラー、ヘアマニキュア、ヘナ、草木染め、カラートリートメント、カラーシャンプー
◎最近カラーが合わなくなってきた・・
今回はそんな転換点を迎えた白髪でお悩みのあなたにとって迷いがなくなる内容だと思います
毎月数百名の白髪染めを見てきている私が、お客様の健康、将来の頭皮と髪を考えて今思う事を話します
【敏感肌と白髪染め】20万回頭皮と髪を見てきた現役美容師の本音
白髪染め
白髪染めとは、その名の通り白髪を染める事です
昔はヘアダイという言い方をしていました
ダイは英語でdye、染料という意味合いがあります
白髪を染める事が白髪染めなので
白髪染めかおしゃれ染めの2つに分けられます
だから、ヘナでもマニキュアでも白髪を染めるのであれば白髪染め(マニキュアやヘナは明るくできないので基本的に白髪染めがほとんど)
明るくしたい場合や、白髪を染める目的ではない場合は基本的にはおしゃれ染めという解釈がされます
『これって白髪染め?』
よくある質問ですが、そういう事です
全てまとめてカラーリングと言う場合もあれば、薬剤で分けてカラー、マニキュア、ヘナと言う場合もあります
お客様、美容師双方の考え方の一致で、白髪染めなのか、おしゃれ染めなのか、白髪ぼかしなのか決めれば良いと私は思います
白髪を染める事はおしゃれな事でもあるので、おしゃれ染めとも言えます
施術をする上では、これらの定義はあまり関係ありません
塗り方と、料金をはっきりさせる為という程度です
敏感肌
『最近カラーをすると頭皮が痒い、荒れる』
『今までなにも無かったのに』
しばしばこういうケースがあります
元々お肌の弱い方は、ヘアマニキュアやヘナをしている場合が多いと思いますが※髪質維持の為にマニキュアやヘナをする方もいる
何故こういう事が起こるのか?
薬剤は進化しています、トラブルが減るのが普通です
ジアミン
カラー剤には、1剤と2剤があり混ぜて使います
2剤は過酸化水素水です
元々カラー剤が合わない方はこのジアミンアレルギーの方が多いので、カラー剤は避けた方が良いです
アルカリと過酸化水素を混ぜると酸素が発生し、メラニン色素を壊して明るくします、明るければ明るいほどこのパワーは強くなりこれによってヒリヒリしたり一時的に荒れる場合もあります
一過性の反応の事を刺激性接触反応とも言います
数日で治る場合は、薬が強かったか、その日の体調が悪かったか、という事なのでそんなに心配しなくて大丈夫です
体調
勿論その時の体調もありますが
問題はここからです
今まさに、カラーが合わない、痒い、荒れたという方で、カラー剤はいつもと同じものを使っていた場合は
体調の変化が考えられます、体質が変わった可能性があります
産後や更年期、ずっと体調がすぐれない状態が続いたり、ストレスを感じている時、そう、ホルモンバランスが安定していない時です
こういう時は免疫も安定していないでしょう
花粉症と似ていますね、キャパオーバーになって当然反応します
どうですか?
このタイプの反応は、おそらくジアミンに反応しています
カラーを中止するか、しばらく我慢する、マニキュアやヘナにシフトするといった対策が必要になります
優先度
白髪染めは、若々しく見せる為(老けて見られない)には必要な”お洒落、身だしなみの”の1つです
私のサロンでも、アトピーや敏感肌の方でも白髪染めをする方は多いです(マニキュアやヘナも多いですが)
勿論その場合は、ある程度の沁みるといった反応や多少の頭皮荒れは想定内に入れ承諾を得てやります
それよりも”白髪を染める事”の優先度が高いです
そういう方は、染める前後の頭皮ケアや生活習慣に気をつけておられる事が多いので、意外とトラブルは少ない傾向にあります
今あなたの”白髪を染めたいと思う優先度”はどれくらいでしょうか?
高ければ高いほど、白髪を染める頻度は高いはずです
私はその意識は大好きです

薬剤の特徴
詳しく話すとややこしくなってそれだけで1つの記事がかけるので、簡単に要点だけお伝えします
お肌は弱酸性を好みます、カラーやパーマは主にアルカリ性です
アルカリはタンパク質(髪)の組織を壊し色や形の変化を可能にします
体内はアルカリ性を好むんですけどね
カラーはアルカリ性、マニキュアは酸性です、酸性カラーというのはマニキュアと思って下さい
ヘナは酸性、カラーシャンプー、カラートリートメントも主に酸性です
お肌が弱い方は、アルカリ性に反応しやすいです
カラーはジアミン含有、そして一部のヘナ、カラーシャンプー、トリートメントもジアミンを少し含有しているものがあるので”ヘナだから”といって安心はできません
ジアミンが入っていないものは”ジアミンフリー”と書いてあります
荒れるのが嫌ならやめる
白髪染めをして頭皮が荒れました
医者に行くと、カラーはやめて下さいとステロイドや痒み止めを渡されます
私達美容師は手が荒れます
医者に行くと、ステロイドを渡されます
どうすれば治りますか?
美容師を辞めたら治ります
手荒れが酷く美容師を辞める方もいます
このように、極論を言うと0か100か荒れるのが嫌で、荒れるのが嫌というプライオリティ(優先度)が高い場合は
カラーをやめた方が良いです
身体(体調)>おしゃれ(身だしなみ)はベースで考える事で当然の事です
最近カラーが合わなくなってきた方、ご自宅で染めたい方へ
- 最近カラーが合わない
- 直ぐに白髪が目立つ
- 頻繁に美容室へ行けない
という方、そしてマニキュア、ヘナをしている方で色落ちを気にされている方は、私が提携しているカラーシャンプーを使ってみて下さい
※マニキュア、ヘナをされている方で心配な方は一度パッチテスト(頭皮に少し付けて3分放置し様子を見て下さい
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます
【敏感肌と白髪染め】
という事で
年齢を重ねるにつれ、体質は変わるものです
今まで大丈夫だった事が突然できなくなる事は多々あります
また
そろそろ考えないと・・と思う事もある、例えば、お酒飲みすぎかな?、早く寝ないとな、運動しないとな・・
そんな1つに、いつまで白髪染めするのかな?今の頻度でカラーして大丈夫かな?・・があると思います
日々お客様の白髪染めをしている私は、いつもこの話題に向き合います
健康とオシャレを両立する為に、髪と頭皮のプロとして
お読み頂いた方の大きなヒントになれば幸いです。
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